バッテリーについて


朝あわただしく出かけるときに限って車のエンジンがかからない。
いらいらしますよね。
「昨日まで良かったのに!」
よくお聞きする言葉です。
突然の災難で不思議に思われるかもしれせんが、冬場の朝は気温が低くなるため、古くなったバッテリーは起電力が落ちて セルモーターを回すほど力が出なくなります。
昨日今日に限らずバッテリーの状態は気温の高い時と低い時は違うって事ですね。
大体バッテリーは2年を目安に取り替えるように勧められています(寿命は2〜4年)。
ですが毎日車を使っていれば、車の発電機(ダイナモ)から頻繁に充電されるためにけっこう持ちます。
で、4年〜5年...と使えるうちはでわざわざ取り替えませんよね。
そして古くなって基礎体力のなくなったバッテリーは、”突然”セルを回せなくなる訳です。
バッテリーの寿命が近づくにつれてセルを回す力は少しずつ弱っていくのですが、回転力の必要(つまり重い)なディーゼルと違って、 ガソリン車はその差がよく分からない事も少なくありません(ちょっと弱いかな?と思ってもすぐ忘れてしまう程度でしょう)。
それでバッテリーは”突然”悪くなるように思えます。
ほかの部品と同じくバッテリーも経年変化を起こします。
見た目の悪いバッテリーは大体長くは持ちません。
特に使用条件、使用環境、取り扱い発電機(ダイナモ)の状態、取り付け場所等によって左右されるのがバッテリーの寿命です。
スタンドや整備工場などで定期的にチェックされることをお勧めします。
又、電極の骨組みにアンチモンを使った従来のバッテリーは内部電池を形成し自己放電を起こしてしまいますので、長く乗らないと早くだめになってしまいます。
車を余り使用しない方はカルシウムバッテリー(電極の骨組みにアンチモンの代わりにカルシウムを使ったもの。箱に表示があります)を選ぶとよろしいかと思います。

後、エンジンがかからなくなった車のエンジンをかけるためにブースターケーブルを使用する光景を見かけますが、つなぎ方は並列 (救援車の(+)と助けられる車の(+)、救援車の(−)と助けられる車の(−)をつなぎます)ですので悪しからず。
反対につないでエンジンをかけるとバッテリーが破裂したりケーブルをはじいたり、電気系統がやられたりろくな事がありません。
くれぐれもお気をつけて。

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